芦北水俣学校保健研修会で学んだ事(レポート)
- まこと 吉野
- 2023年5月29日
- 読了時間: 3分
子どもたちのしあわせのために
講師:児童養護施設 光明童園
統括園長 堀 浄信
内容
児童養護施設について
学校・子育ての目的について
たいせつにしたいこと
児童養護施設に通う子の中には、”明日、ママが居ない”というドラマの影響で
「お前が過ごしてるのあんなとこなの?」
というような事を言われた。
それを言われて悔しかったし、悲しかったと話していた。
児童養護施設の事をほとんど知ることがない私達にはどこまでがフィクションでどこまでが本当なのかの判断がつかない。私はそのドラマを観たこと無いし観るつもりもないが、単なる舞台装置にされてしまうのは迷惑だろう。
施設で育ったという事を”特別”だと思ってしまう施設育ちの子ども達。
それは私もそう考えてしまっているなと感じる。
”施設だから”と距離を取られたら私はもうどうしようもない。って言葉も印象的だった。
講師の堀さんはそんな状態をちょっとでも変えようと、自ら外へ発信している。実際に行動しているのが素敵だった。
施設の子が独り立ちするときに、みんなに歓迎されて送り出される映像を見た時、実際あそこまでいろんな方に愛情をもって送り出してもらえる事って、なかなかないのではないのか
比べることはできないけど家族には色んな形があるんだと個人的に再認識できた
そして、始めは施設の人を信じられるような状況ではないだろうに、そこまで信頼関係を築いているという事に驚かされる。
以下ポイントを簡単に書いていく
意図的な感情表出
対人援助は雑談力
相手とは「わかりあえない」を前提にはじめる
「何が起きているのか」を知る・わかろうとするということ
正解を一度手放す聞く力
自分の事を話すと自信がつく!
自立支援
失敗体験ができる環境、やり取りを大切にする
人に迷惑をかけるな!は人に助けを求められなくなる懸念あり
大人になって、税金を払える姿を目指す
自立とは?
優れた依存(依存先がたくさんある)
誰かに「助けて」と言える事
「大丈夫?」と聞かれて「大丈夫じゃない…」と答えられること
非審判的態度
完璧じゃなくていい、不完全なもの同士共に育ち共に歩む
立派であることをやめる
子どもは自分の評価のためではなく、純粋に他者を思う大人と出会う事を切望している
共感
痛くて泣いてる子ども 「痛いね」と共感してその心を受け入れる
否定的感情を一度受け止める
Yes But法
気持ちはわかる! これしちゃったのはButだったね
子どもに見せる姿
ハッピーそうに生きる姿
楽しそうと思えるような雰囲気
以上の内容はどんな状況でも活用できる人との対応であるように思う。
私は完璧じゃないという部分には自信があり、いろんな人に迷惑をかけながら生きてきた。
だから色んな人に迷惑をかけてもらえるような自分になれるように頑張りたい。
個人的に助けを求めるのが苦手だが、助けを求めた相手には助けを求めやすいということもある。
気楽に助けてもらおう。