肥薩ウインドファーム環境影響評価準備書 水俣説明会
- まこと 吉野
- 2023年5月26日
- 読了時間: 6分
意見書の提出。今回は環境アセスメントという段階になるようです。
当日の議事録などは私には見つけられなかったので、自分がメモできた範囲でやり取りを記載します。録音や撮影などは原則不可で個人で利用する分にはOKとの事でしたので今回撮影などしませんでした。
私としては風力が来ることで水俣にどんな良いことがあるのか知りたかったのですが、そのような話は出なかったので、なんでやるんだろう?という思いが強くなるような説明会だったように感じられました。
そういった背景のため自分がメモした範囲はどうしても質問者側に偏った内容になってしまうと思います。
先にChatGPTに要約してもらった内容を記載しておきます。
縦覧のあり方と情報の提供:一部の参加者は資料のダウンロードが可能になるように望んでいましたが、これに対して開発者側は最新情報の提供が必要であり、旧情報が広まる可能性を避けるためと述べました。
安全性と予防原則:生態系への影響についてやりとりがありました。開発者は過去20年間で健康被害が報告されていないことを指摘しましたが、参加者は予防原則に基づいてプロジェクトを進めるべきであると主張しました。
自然環境への影響:いくつかの質問は、特定の動植物や環境への影響についてでした。特に、中学生の質問は、風力発電設備の設置による潜在的な影響について具体的な懸念を提起しました。
インフラストラクチャと費用:一部の参加者は建設プロジェクトによるインフラストラクチャへの影響や、その費用負担について質問しました。開発者側は道路の補修は行うと述べました。
健康への影響:いくつかの質問は、風力発電設備から発生する騒音や振動(特に低周波)による潜在的な健康影響についてでした。開発者はその影響を否定し、健康被害の訴えがあることは認識しているものの、風力発電と低周波による健康被害の因果関係はないと述べました。
土砂の搬出と地元産業への影響:土砂の搬出計画と、それによる地元産業(特にお茶摘み)への影響について質問がありました。開発者側はルートは分散して対応すると答えました。
発電した電力の取扱い:発電した電力の取扱いについての質問がありました。開発者側は全量を九州電力に売ると述べました。
この議論から明らかに見える矛盾点は特定できませんでした。しかし、一部の回答では、参加者からの質問や懸念に対して完全な解答が提供されていないか、またはさらなる詳細や根拠が必要と思われる点がいくつかありました。
たとえば、風力発電と健康影響との間には因果関係がないとの主張については、科学的な根拠や詳細な説明が必要と感じられました。同様に、土砂の搬出や道路の補修の具体的な計画についても、詳細な説明が求められていましたが、具体的な解答が示されたとは言えませんでした。
また、再生可能エネルギーの電力の売却についての質問に対し、開発者側は全量を九州電力に売ると述べましたが、九州電力が再生可能エネルギーの電力を買い取っていないとの指摘に対する直接的な回答はありませんでした。
これらの点は必ずしも矛盾しているとは言えませんが、説明が不十分であるか、またはさらなる明確化が必要な点と言えるでしょう。
以下私のメモ(こちらの内容をChatGPTに読み込ませました)
質問
縦覧のあり方
量が多い、印刷不可、DLできるようにしてほしい
やり方が一方的すぎるという意見
回答
情報古いものが出回ったりするといけない、最新である必要があるため
質問
安心安全生態系ーやってみないとわからないという説明
説明会ー予防原則に則ったらできないはず
回答
20年以上やってきたが健康被害はない
別の答弁で低周波について健康被害の訴えはあるが因果関係がないという回答
自然破壊とは考えていない
質問
生物について調べている
様々な生物に影響が出ると考えられる
コウモリ→風車に近づくと内臓が破裂する
川の泥質化が進んでいる
ムラサキ貝などに影響がでている
そのような被害が加速するのではないか
回答
一部地域での設置をとりやめた
現在ある道路の利用と緑化を進める
尾根沿いの建設
質問
県立自然公園むた湿原 さぎ草が絶滅した
自然林は一度伐採されると同じような環境でも一度絶滅すると植えてももどってこない
なぜ自然を切り開いてこのような事業をやる必要があるのか
質問
他の地域で同じように説明をして、その後どうなったかを教えてほしい
いままで経験を積んできているのだったら他の地域はどのようになったか教えて
土砂はどこに持っていくのか?沖縄にはもっていってほしくない
道路の補修は自治体に丸投げになるのでは?
回答
沖縄にもっていきません
道路の補修は必ず行います
質問
賛成です。必要な事業だと思うからです(なぜ必要なのかは説明されず)
質問
騒音、山で反響して音が大きくなるのでは?
低周波が怖い、少ないと言われているが人で感じ方が違うと言われている
回答
音は上がひらけているので聞こえてこないと考えている
振動に対しては保守作業を行います
質問
八代から球磨川氾濫でボランティア立ち上げた
Jpowerの瀬戸石ダムが与えた影響
駅崩壊
芦北・こうのせ
信用できない
回答は不要
回答
そちらは水力発電でこちらは風力発電なので違います
質問
方法書からの変更点
①の箇所はなぜ範囲から削除されたのか
クマタカの営巣地は15か所に限定されているが、クマタカの住み家はそこだけではない
餌場の調査はされているのか
回答
あまり風が吹いてなかったのと、急斜面だったので削除しました
クマタカの調査は1か所ではなく、定期的に行っている。
森さん
亀齢峠の景観、眺望はとてもよく石碑が建てられるほど、その眺望が台無しになってしまう
回答
景観は主観による部分が多い、私は風車のある風景も良いと思います
質問
久留米大調査や由利本荘の聞き取り調査をして、健康被害を訴える方がいるが、因果関係なしだと考えられている。健康被害が出たと訴えても因果関係を証明できなければ安全だと言い張っている
4300kwの風力発電の前例はないそれが30基も建つ
回答
そういう訴えがあることは把握している。低周波はどこでもあるもので、バスの中で低周波測定するとそれなりの数値が出ます
こちらとしては風力発電と低周波による健康被害の因果関係はないと考えてる
質問
土砂の搬出について、搬出土のルートが記載されてない。
土砂の量を計算するとダンプ15万台分程になるが、作業に使われる車両は28台と書いてある絶対間に合わない
風車設置の際、車両の速度は5km程ですよね、その時お茶摘みの車とか通れないのでお茶農家はとても困る。摘んですぐ加工しないといけないのにそこらへんはどう考えてますか
専門用語をもっと誰にでも体感的にわかるように説明することが必要では?
回答
ルートは分散して対応します
質問
発電した電力はどうする?
九電は再エネルギーは買い取ってないんですがどうするんですか
準備書についてみんな納得してないので、意見交換会を実施してほしい
回答
電力は全量九州電力へ売ります
買い取ってなくても、あって困るものではないし、今後の技術発達で蓄電池などの性能があがれば保存しておける。そして今後使うものなので
予防原則については今後の話です