持続可能という事とは
- まこと 吉野
- 2023年3月17日
- 読了時間: 2分
木下斉氏の地方創生大全
を今読んでいます。
その本から学ぶことはとても多く
地域の経済活性の在り方やそれを邪魔する壁などを自らの体験を基に教えてくれます。
以前は地域活性の為には補助金はもらえればもらえるだけ良い、と私も考えていましたが、必ずしもそうではないことに納得しました。
・補助金のリスク
・補助金が切れたら継続できない事業になってしまう事が多い
・補助金などを使わず自力で工夫して行っている発展の芽ともいえる事業が補助金を 使った事業に駆逐されてしまう
・協議会などの、実際に製造販売したことも企業経営した事もない人が決める内容が そのまま押し通ってしまう
・補助金でリスクが補填されてしまうので、そこそこでいいよね。となり発展性がなくなる
・事業内容と施設の規模が合わず維持費で薄利になってしまう。
・国からの補助=市民の負担という構図ができてしまう場合がある
そのほかにも、地方の成功事例集の危険についてなども書かれています
・成功事例は色んなとこから調査見学の問い合わせが入る
・調査には成功している地域が対応しなければならないのに調査費は無償
・シンクタンクの調査費には行政から予算が出る(税金)
・モデル事業として多額の補助が入り、事業自体が継続不可になってしまう
などなど、まだ読み途中ですが、ちょっと読んだだけでも腑に落ちる内容です。
地域企業の活性化に必要なものは、自らリスクを負って経営を頑張る人を邪魔せず見守ること。またそうやって自らリスクを負って事業しようという人を増やす事だと強く感じました。
持続可能かどうか。まずはできる枠の中で考えて、地道に結果を積み上げその枠を広げていく事。
それは事業だけでなく、いろいろなことに当てはまる考えだなと思います。
今日はこんな感じです